Googleキーワードプランナーの使い方は?利用料は無料?登録方法は?

Roserodionova – jp.freepik.com によって作成された infographic ベクトル

「キーワードプランナーの機能について知りたい」
「どうやったら使えばいいのか分からない」
「お金がかかるのかどうか知りたい」

この記事ではそのような方に向けて書いています。

こんにちは、ローカルワークの高橋(@localwork1)です。

Google広告に携わり10年になりますが、Googleキーワードプランナーについての情報をまとめて記事にしました。

キーワードプランナーとは?

Googleキーワードプランナーとは、Google広告(旧:Googleアドワーズ)に搭載されているキーワード調査ツールです。

キーワードプランナーとは

特定のキーワードの検索ボリュームや関連キーワードを見つける事が可能で、Google広告の新規キャンペーン作成時や既存キャンペーンに新しいキーワードを追加する場合には欠かせないツールです。

また既にGoogle広告を運用している場合は、過去の運用データをもとに今後の予想データを算出することも可能なので、翌月以降の予算決めの参考になります。

キーワードプランナーをスマホで使うのはおすすめしない

この記事を読んでいる方の中には、スマホでキーワードプランナーを使いたいと考えている方もいるかもしれません。

キーワードプランナーはスマホでも使うことはできますが、とても見にくいので作業効率が悪くおすすめできません。可能ならパソコンを使いましょう。

キーワードプランナーは有料?無料?

キーワードプランナーはGoogle広告のアカウントさえ開設すれば無料で使えるツールです。

ただし初期設定で必ずGoogle広告の新規キャンペーンを作成しないといけないので、ホームページを用意しておきましょう。もちろんキャンペーンを作成したからといって、必ず広告を配信する必要はないので安心してください。

詳細な検索ボリュームを知りたいなら有料

キーワードプランナーは基本的に無料で使えますが、月間平均検索ボリュームの詳細な数値を知りたい場合は、Google広告を配信する必要があります。

詳細な検索ボリューム

このように有料で使用した場合は月間検索ボリュームがはっきり表示されるのに対し、無料で使用した場合は月間平均検索ボリュームが「○〜○」のような幅を持った数字で表示されてしまいます。

ちなみに月間検索ボリュームの詳細を表示するための広告費の基準は公開されておりません。また、数百円払えば表示されるといったものではございません。

キーワードプランナーの登録方法

キーワードプランナーを使うためには、メールアドレスとGoogle広告(旧アドワーズ広告)のアカウント開設が必要です。メールアドレスは何でもいいですが、Gmailを設定した方がいろいろ便利です。

Google広告のアカウント開設に必要なもの

まずはGoogle広告のアカウント開設に必要なものを準備しましょう。必要なものは以下の3点です。

  • メールアドレス(Gmailがおすすめ)
  • ホームページ
  • クレジットカード

必要なものの準備ができたら、こちらのページから手続きを行なっていきます。初めての方でも説明に従って進めていけば簡単に開設できるので安心してください。

キーワードプランナーの機能と使い方

Google広告のアカウントを開設した次は、キーワードプランナーにアクセスしてみましょう。

Google広告の管理画面にログインしたら以下の手順を行うことでキーワードプランナーの画面が表示されます。

①管理画面の右上にある「ツールと設計」をクリック
②メニュー画面の一番左にある「キーワードプランナー」をクリック

キーワードプランナーのログイン手順

キーワードプランナーには主に「新しいキーワードを見つける」と「検索のボリュームと予想のデータを確認する」の2つの機能があります。それでは一つずつ機能と使い方をみていきましょう。

キーワードプランナーの画面

「新しいキーワードを見つける」の機能と使い方

「新しいキーワードを見つける」機能は、新しいキャンペーンを作成するために必要なキーワード候補や、既存のキャンペーンに新しいキーワードを追加したい時に活躍します。

まずは検索窓に自分のビジネスに関係するキーワード(“エステ”や“スニーカー”など)を入力してチェックしてみましょう。

新しいキーワードを見つける

すると結果ページでは、入力したキーワードの「検索ボリューム」「クリック単価」「競合性」などを確認する事ができます。

新しいキーワードを見つけるの検索結果

また検索キーワードだけでなく関連キーワードも自動で表示されるので、自分では思いつかなかったキーワードを見つける事もできます。

「検索のボリュームと予想のデータを確認する」の機能と使い方

「検索のボリュームと予想のデータを確認する」機能は、新しく作成したキャンペーンのパフォーマンスをシミュレーションしたい時や、既存キャンペーンの翌月以降の広告費を決める時(特に季節要因の大きいビジネス)に活躍します。

まずは検索窓にキャンペーンに登録しているキーワードをすべて入力してチェックしてみましょう。

検索のボリュームと予想のデータを確認する

すると指定された期間のシミュレーション結果が表示されます。

検索のボリュームと予想のデータを確認するの検索結果

キーワードプランナーをさらに便利に使う機能

キーワードプランナーには便利な機能がたくさん搭載されています。ここではその中でもよく使われる機能をご紹介します。

地域、言語、検索ネットワークの変更

画面右上にある地域、言語、検索ネットワーク機能を使えば、ターゲットを絞った検索結果を調べる事ができます。

例えば、石川県でエステサロンを経営している場合は、地域を「石川県」のみに設定する事で、石川県でエステサロンに関する検索キーワードのボリュームを知る事ができます。

カレンダー機能

画面右上にあるカレンダー機能は、選択した期間に基づいてキーワードの情報を取得する事ができます。

例えば、「過去24ヶ月」を選択した場合は2年間分のデータを確認できるので、昨年と比較して自分のビジネスの需要がどう変化しているのか知る事ができます。

フィルタ機能

表示項目の上にあるフィルタ機能を使えば、表示された検索結果の中から指定した条件に当てはまる検索結果だけを表示させる事ができます。

例えば、月間平均検索ボリュームが1,000以上のキーワードだけ知りたい場合は、フィルタで「月間平均検索ボリューム」を選択し値に1,000を入力すれば適用します。

Googleキーワードプランナーの代わりになるツール

検索キーワードの調査ツールはキーワードプランナーの他に、「ウーバーサジェスト」というツールもあります。

こちらも基本的には無料で使えますが、回数制限や機能制限があり、すべての機能を使うためには有料版にする必要があります。

ちなみにウーバーサジェストはSEO対策をするユーザー向けのツールになっています。なのでGoogle広告の運用が目的であるなら、キーワードの検索ボリュームに加えて、クリック単価の相場などもわかるキーワードプランナーを使うことをおすすめします。

まとめ

今回はキーワードプランナーの機能や使い方についてご説明してきましたが、Google広告のインプレッション(表示回数)を増やすためには関連キーワードの登録数が重要です。

検索キーワードは日々新しいキーワードが生まれているので自分の頭だけ考えるのには限界があります。ぜひキーワードプランナーを活用して広告の改善に役立ててください。